思い新たに
今年は色々と変化の時だったとは書きましたが、最大級の?変化がありました。
2月に仕事を辞めた後、3月に大きな子宮筋腫があることがわかり、5月1日に子宮を全摘する手術をしました。あれ、なんか下腹部が固い?と気になりだしたのは昨年夏くらいからだったあたり、我ながらのんきです。
確かに長年鉄欠乏性貧血で薬も飲んでいました。けれど、貧血になってしばらくした頃に婦人科も検査したのです。その時は全くなんともなかった為、以降すっかり体質だと思っていました。
わかってみれば、なるほど特にこの10年くらいは毎月というか、ほぼ3週間ごとに来るものの量が特に大変だったなぁ(若いころからわりと大変だったのですが)、とか、思い当たることがたくさんあったのですが。どれも更年期だからなんだろうなと勝手に納得していたんですよね。
そんなこともあり、診断を聞いた時にはストン、と納得。それにCT画像で見た筋腫で大きくなってる子宮にもびっくりでした。え、これ全部ですか??と。ですから全摘の決断への抵抗感は思いのほかありませんでした。
主治医の先生が「よく今まで我慢してきましたね、長い事大変だったと思いますよ」と言ってくださったのも、すんなり決断できたきっかけになったかな、と思います。
仕事をしていなかったので、日程を気にすることなく手術に臨めたのは幸いなのかどうなのか…幸いと思っておきます。あるいは色々変化があった時に筋腫がわかったのも、神様が今やりなさい、と言ってくれたのかなとも。
手術は開腹縦切り。おへその下から少々長いです。術後の痛みだけはちょっと嫌だなぁ、と思っていたのですが……最近はすごいですね。背中からの硬膜外麻酔の威力で想像していたよりずっと楽だったように感じました。そりゃまあ、痛くなくは無かったですが。
さすがに当日は脚のポンプがついていたり、定期的に看護師さんが来てチェックしたりで、うつらうつら、という感じでした。でも翌日翌々日は座薬こそ必要でしたが、しっかり熟睡。
4人部屋で、隣には同じ日に同じ先生で開腹核出手術をした方がいたので、翌日から廊下で歩くのにも、「痛いですよね~」なんて言えあえたのも心強かったです。
それに、なんでもやってもらえる病院生活は居心地良かったです(こらこら)。
退院後は最初は気を付けつつ、たまには横になりつつ、でしたが、これもまた、想像していたよりずっと元気。
少しだけ大変だったのは、手術翌日ガスが出なくて水が夜まで禁止だったことと、出血がなかなかおさまらなかったこと(お腹じゃないですよ)、でしょうか。でもそれも4週間目くらいにぱたっと止まりました。
1か月たっての診察で、病理の結果を聞いて安心しつつ、画像を見せていただきました。ぱっと見わかるだけで5個くらいあって、子宮が大きく育ってました。1.8キロあったそうです。お腹がふくらんでいたわけです。
診察後、普通の生活が戻ると、あれ?ちょっと体力落ちたかな?と思う事がありますが、それも困った程ではなさそうです。
何より、毎日ゆっくり眠れるとか(毎回3日か4日は夜中も目覚ましかけて起きてたので)、カレンダー気にして生活しなくて良いとか、今じわじわ嬉しくなってきています。楽だ~。女性にしか通じない書き方ですよね、すみません。
入院の事に関しては、書こうかどうしようか迷いました。言わなければ言わないですむことだよな、とか、むしろ言うもんじゃないよな、とか。
でも、自分が手術することになってからは、ネットでついつい検索したんですよね。その時に同じ経験の方のブログにはとっても力をもらいましたし、術後の不安の解消にもなりました。かと言って、自分では細かく書いて単独にブログを作るなんてのは無理だなと思って。実際今となってはすでに入院中どんなくらい痛かったかとか…忘れちゃいました(^ ^;)
そこで、今日こうして書いてみました。短いし、たいして誰かのお役には立てない文章だとは思いますが。
それでももし、手術を迷われてここに来た方がいらしたら、私個人はやって良かったな、と思っているとお伝えします。もちろん、考えはそれぞれ、おすすめしますとは言えません。もともと人間にある臓器に必要ないものはない、と思うので、全摘が一番とは言えないのは事実だと思います。ただ、それが私にとってはベストな選択であったろうと思っています。
私の場合、左足の酷い浮腫みがあったのですが、それが術後ぐっと改善されたので、そこも良かった所です。
あ、それと足の爪が普通に切れるようになりました(笑)いや、今までお腹が邪魔だったんです。てっきり太ったせいと……(^ ^;)
そんなこんなで、人生仕切り直しだ~な私です。
再出発で時間があるのを幸いに?現在夢中なこともあるので毎日は忙しいです。大丈夫か自分、とは思いつつ……、まあ、いっか。
そうそう、入院はGW中だったので、外科系病棟は静かでしたし、5月5日には「柏餅」も出たり、行事食の日がほかにもあったり、と案外連休中の入院も悪くないもんだと知りました。